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義務を表す"Tener que+不定詞"、"Deber+不定詞"の違い
こんにちは。ヨルスペ講師のTakeです。
今回は、"Tener que+不定詞"、"Deber+不定詞"の違いを解説していきます。
※不定詞とは:動詞の原形のこと。辞書に載っているフォームと考えるとわかりやすいです。
例)hablar, comer, vivirなど
状況から生じる義務→Tener que+不定詞/自分の義務→Deber+不定詞
両方とも「~しなければならない」と訳します。完全な同義で使われることもありますが、大雑把に分けると以下のような違いです。
★Tener que+不定詞:状況から生じる義務
例えば「明日までに宿題をやらなければいけない」「本を返さないといけない」といった、状況から生じる義務には"Tener que+不定詞"を使うことが多いです。「~する必要がある」と訳すとよりニュアンスを掴みやすいです。-(Yo) Tengo que hacer la tarea para mañana.
私は明日までに宿題をやらなければいけない。
-(Nosotros) Tenemos que devolver el libro a Miguel.
私たちはミゲルに本を返さないといけない。
★Deber+不定詞:内から生まれる義務感
まず、RAE(la Real Academia Española)の定義を見てみましょう。Deber
-Tener obligación de corresponder a alguien en lo moral.
訳)他者へ道徳的に義務を負うこと-Cumplir obligaciones nacidas de respeto, gratitud u otros motivos.
訳)尊敬や感謝などの動機から生まれた義務を果たすこと
出典:https://dle.rae.es/deber
少しわかりにくいですが、「状況から生じる義務」ではなく、「主語自身の内から生まれる義務感」と考えるとわかりやすいです。
-(Yo) Debo trabajar para ser una mejor persona.
より良い人になるために働かなければならない。
-Todos los seres humanos deben ser respetados.
全ての人は尊重されなければならない。
まとめ
ここまで"Tener que+不定詞"、"Deber+不定詞"の違いをご紹介しましたが、実際の会話では"Tener que+不定詞"の方が圧倒的によく使われます。さらに、両方とも同義で使われることもあるので、そこまで神経質に使い分ける必要はありません。
今回の使い分けはあくまでも「傾向」として捉えるようにしましょう。
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